詩【不器用】

2005年1月16日
 
泣きながら部屋を飛び出した
小さくかよわい君の背中を
僕は黙って見ていたんだ

足がすくんで動けなかった
追いかける資格がない気がして
腕をつかんで引き止めて
力強く抱きしめてやるほど
強引にはなれなかった

何に対しても不器用な僕は
恋愛に対しても不器用で
人に愛される自信もなく
人を愛する勇気もなかった

君は気付いていたんだね
僕の愛が足りないことを
不器用に空回りすればするほど
君を傷つけていたんだね

飛び出した君を追いかけられず
最後もやっぱり傷つけてしまう

「ごめんね」と謝ることさえも
不器用でうまく伝わらない
 
 
 

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