窓際に置きすぎて
色褪せてしまった
思い出のオルゴール
音色は綺麗なはずなのに
どこか物悲しく感じるのは
君が隣にいないから
割れるのが怖くて
使えなかった
お揃いのワイングラス
丁寧に何度も磨いても
どこか曇りを感じるのは
君が隣にいないから
朝の「おはよう」で始まって
夜の「おやすみ」で灯りを消す
君と僕の二人の部屋
何一つ変わらないはずなのに
広く穴が空いて見えるのも
君が隣にいないから
詩 【ズルイココロ】
2005年4月20日 詩落ち込む僕の頭を撫でて
「私が慰めてあげるから」
そっと君はこう言った
寂しさに負けて甘える僕を
君は優しく包んでくれる
友人から聞いたんだ
彼女に振られた僕を知って
君が密かに喜んだことを
友人から聞いたんだ
彼女と付き合うずっと前から
僕を想っていたことを
友人の話を間に受けて
わざと君に電話をかけて
「会いたい」なんてズルイよね
こんなズルイ僕を知って
幻滅させたりしないかな
君の暖かい手を感じながら
そんなこと考えて眠るんだ
詩 【ずっと・・・】
2005年4月14日 詩好きだよ 今も これからも
僕の腕の中から君が消えても
好きだよ 今も これからも
たとえ涙が枯れ果てても
ずっとずっと……
言葉にするのは簡単な一言も
心の底から想うと涙が出るよ
君への想いが消えてしまうと
思い出全てが消えそうで怖い
好きだよ 今も これからも
もう二度と会えなくても
好きだよ 今も これからも
たとえ恋心じゃなくなっても
ずっとずっと……
愛する幸せを教えてくれた
愛される喜びを教えてくれた
今はまだ恋しくて苦しいけれど
歩き出せるように頑張るよ
好きだよ 今も これからも
一番愛した人だから
好きだよ 今も これからも
大切な存在は変わらないから
ずっとずっと……
愛しすぎて苦しいなんて
神様はいったい
どこまで意地悪なんだろう
愛し方を知らなかった僕は
愛されることから
逃げてばかりいた
初めて人を大切に想い
「ああ、これが愛なのかな」
そう気付いたと同時に
失うことが怖くなった
愛しすぎて苦しいなんて
神様はいったい
どこまで意地悪なんだろう
「永遠なんて無いのだ」、と
心を痛めながら教えられたのも
初めて愛した人だった
手に入れた愛を失う怖さ
消えた愛に痛めた心
こんなに苦しい想いがあるのも
どれもみんな「愛すること」
愛しすぎて苦しいなんて
神様はいったい
どこまで意地悪なんだろう
今になって寂しく思うよ
君の暖かい温もりも
君の笑顔も優しさも
今日ですべてお別れなんだ
君は「ごめんね」と泣くけれど
お願い 泣かないで
悪いのは僕なんだから
君がツライ時そばに居て
励ましてやることができなかった
君が悲しい時そばに居て
涙を拭いてやることができなかった
君が嬉しい時そばに居て
話を聞いてやることができなかった
君が楽しい時そばに居て
一緒に笑い合うことができなかった
寂しい思いをさせてたね
悲しい思いをさせてたね
君は悪くないよ
だからお願い 泣かないで
サヨナラを言わせたのは僕なんだから
泣かせてばかりの僕だったから
だからお願い泣かないで
最後は笑ってほしいんだ
幸せになると約束して
いつまでも笑顔でいてほしい
社交辞令を信じる僕だ
情けないけど本気なんだよ
「楽しかったよ」の言葉に
胸が躍って舞い上がり
「また行こうね」の言葉に
どれほど振り回されたことか
男は単純な生き物さ
情けないけど本気なんだよ
酒の力を借りてでも
密かにボディタッチを狙ってる
「手、大きいね」の一言に
心臓が喉まで跳ね上がる
好きになったら一直線
情けないけど本気なんだよ
他の男に盗られないように
君の隣はいつでもキープ
君の好みを意識しながら
ウザいくらいにエスコート
内心ドキドキしてる僕
情けないけど本気なんだよ
あなたを忘れるために
私は今夜も誰かに抱かれるの
一度切りの誰かに抱かれ
腕の中であなたを想う
戻れない日々に心を砕き
見えない涙で頬を濡らす
あなたを忘れるために
私は今夜も仮面をかぶるの
偽りのドレスを身にまとい
平静を装い寂しさ隠す
傷ついた心を守るため
私が選んだ最後の手段
「愛は脆くはかないものよ…」
自分自身に言い聞かせては
誰かの否定を密かに願う
素直に握り返せずにいる
「本物の愛」から差し出された手
「信じる心」を信じるためには
何枚仮面を外せばいいの?
人よりほんの少しだけ
プライドの高い君だから
「ゴメンネ」も「スキ」も
きっと君からは言えないね
いつも折れるのは僕の方で
「ゴメンネ」も「スキ」も
先に僕が言ってしまう
僕が「ゴメンネ」と言えば
君はすぐに許してくれるし
僕が「スキ」と言えば
君は優しく微笑んでくれる
人よりほんの少しだけ
プライドの高い君だから
メールも電話も僕からで
君は待ってるだけだよね
しばらく会えない時にでも
メールも電話も僕からで
発信履歴は増えるばかり
僕がメールを送ればいつも
君からの返事がすぐに届くし
僕が電話をかければいつも
2回のコールで君が出る
人よりほんの少しだけ
プライドの高い君だけど
人よりほんの少しだけ
寂しがり屋なのも知ってるよ
詩 【Bye-Bye】
2005年2月18日 詩「やり直したいの」
煙草に火を付けながら
さらりと君が呟いた
まるで
「バイト変えたの」
何気ない事でも言うように
一週間前の俺なら
喜んでこの話に乗っただろう
君からの「サヨナラ」に
どれほど涙を流したことか
だけど今の態度で
百年の恋も冷めてしまったよ
俺は君の何だ?
簡単に捨てては拾えるガラクタか?
もういいよ
ウンザリだ
最後に一言だけ
「ありがとう」
もう二度と
愛せないようにしてくれて
詩 【Love story】
2005年2月16日 詩「最後、人魚姫はね
海の泡になって死んじゃうの」
悲しそうに話す君
愛する人を守るため
自らの命を犠牲にした
悲しい愛の物語
「最後、白雪姫はね
王子様と幸せに暮らすのよ」
不思議そうに話す君
本当のヒーローは小人たち
愛する人を守り抜いた
七つの小さな恋物語
「最後、シンデレラはね
王子様に見つけてもらえるの」
嬉しそうに話す君
愛する人と出逢えた奇跡
僕が君と出逢えたように
信じたい赤い糸の物語
それはほんの些細なこと
待ち合わせに
一足先に着くことや
電話のコールで
君だと確信することや
君の手料理が
確実に上達していること
そんなほんの些細なことに
君への愛や
僕への愛が感じられるんだ
詩 【St.Valentine’s Day】
2005年2月13日 詩「渡したいものがあるの」
そう言って呼び出された
去年の2月14日
電話越しの君の声が
少し震えていたのを覚えてる
こんな日に呼び出しなんて
期待するなってのが無理だろう?
自惚れた心を抑えるように
わざとゆっくり家を出た
待ち合わせに10分も遅れて
平静を装うように「わり〜」と一言
くだらないプライド全開で
ほんと自分でも情けなかったよ
「好きだから作っちゃった」
照れながら明るく言った君を
もっと知りたいと思ったんだ
素直に「ありがとう」と言えた
そんな自分に感謝したい
明日で俺たち、一周年だね
詩 【Moon game】
2005年2月12日 詩君と僕とで考えた
仲直りのための
お約束のゲーム
夜空に光る
金色の月に向かって
言いたい事を呟くんだ
「会えなくて寂しいよ」
「不安で仕方がないよ」
「どうしたらいい?」
「このまま離れるのは嫌だ」
「ほんとはとっても好きなのに」
面と向かっては
なかなか言えない言葉でも
月を見れば素直になれる
お互いの想いが伝わって
仲直りも、ほら
自然にできるね
君は誰からも愛される存在で
そんな君を密かに想う男は
きっと僕だけじゃないはずだ
ほら、アイツも君を見つめてる
「高嶺の花だ」と
友人は笑うけれど
真剣に恋焦がれる僕は
君との恋愛に想いを馳せる
僕のこの想いを
君に伝えたところで
数多くある告白の
たった一つにしか過ぎないのかな
君の心の奥深くに
真っ直ぐに届く言葉を贈りたい
他の誰よりも奥深く
どんな言葉よりも強く真っ直ぐに
僕の想いに気付いてほしい
遠くから君を想う僕は
今夜も一人
君との恋愛に想いを馳せる
恋をしました
素敵な恋です
毎日が楽しくて
この気持ちが嬉しくて
恋をしました
最高の恋です
元気が湧いてきて
自然と笑顔になれるのです
ね、聞いてくれますか
僕は今素敵な恋をしています
その人のために何かしたい
「幸せ」と呼べる何かを与えたい
ね、聞いてくれますか
僕は今最高の恋をしています
傷ついた心が癒されて
夢に向かって歩き出しました
恋をしました
大切な恋です
失いたくない温もりと
守っていきたい「心」があります
ね、聞いてくれますか
僕は今大切な恋をしています
あの子が隣にいてくれるだけで
「明日」がキラキラ輝いて見えます
彼と喧嘩、いつもの愚痴
「大嫌い」と言いつつも
「寂しい」と言って泣くんだろ
もう聞き飽きたんだよ
彼への「好き」という想い
いい加減にしてくれよ
君のその無神経な態度
俺の気も知らないで
「助けて」なんて言わないで
「慰めて」なんて酷過ぎるよ
どこまで我慢すればいい?
いつになったら気付いてくれる?
どうしたら俺を見てくれる?
心の中が渦巻いて
君をまっすぐ見れないよ
いい加減にしてくれよ
俺の心が張り裂けそうだ
詩 【友達以上、恋人未満】
2005年2月7日 詩気付けば一番近くにいる二人
何をするにもいつも一緒で
すごく自然にここまで来たよね
友達以上 恋人未満
噂ばかりが先走って
当の僕らはどこか歯痒くって
何気ない会話も少し意識してしまう
自分から想いを伝えるのは
なんだかちょっと悔しくて
相手の出方を窺ったりして
ずるい態度はお互い様だね
一番近くにいつもいて
君の隣は居心地よくて
大切な存在だという想いは
言葉にしなくても伝わってるよね
友達以上 恋人未満
誰よりも近くにいるから
想いを感じ取ることができるんだ
友達以上 恋人未満
どこかちょっぴり恥ずかしい
意識しちゃうのはお互い様だね
詩 【思い出の品ひとつ】
2005年2月7日 詩部屋の片隅から
懐かしい思い出の品ひとつ
君の好きなアーティストの
好きな歌ばかりを集めたベストMD
何度も何度も二人で聴いた
次の曲のイントロが
自然に浮かんでくるほどに
埃をかぶった思い出の品ひとつ
忘れかけていた遠い記憶
こんなちっぽけな1枚に
君の面影が大きく残る
今更聴く気もないけれど
最後は仲直りの曲だったよね
何があっても 最後は必ず仲直り
そう決めていたはずなのに
埃をかぶった思い出の品ひとつ
忘れてしまった遠い記憶
こんなちっぽけな1枚も
愛が続く術を知っていた
立ち止まる僕の背中を
ただ黙って見守ってくれた
君の暖かい眼差しが
僕の思いを大きくさせた
「悔しいよ」と泣いてくれた
僕のために流した涙を
決して無駄にはしないと誓う
俯く僕の横顔を
ただ黙って見守ってくれた
君の暖かい眼差しが
僕の傷を癒してくれた
「大丈夫」と笑ってくれた
僕のために見せた笑顔を
決して無駄にはしないと誓う
幼稚で未熟な幼い僕を
君は暖かく包んでくれる
約束するよ、無駄にはしないと
君の愛に応えていきたい
そしていつか僕のこの手で
君を幸せにすると誓うよ
詩 【初恋の君に会いたい】
2005年2月4日 詩薄暗がりの中 そっと口づけをした
恥ずかしそうに下を向く君の横顔が
とても愛しくて 静かに抱き寄せた
初恋の君は 今も元気でいるだろうか
久しぶりに会えたらなら
「変わらないね」と笑う君が想像できる
昔の思い出話に花を咲かせて
ちょっとだけあの頃にタイムスリップして
少しの間だけ恋人同士に戻りたい
大人になって 現実を知り
自分に正直になることを忘れてしまった
そんな今だからこそ
君に会いたい
君といたあの頃の
素直で真っ直ぐだった自分に戻って
汚れた心、 洗いたい
擦り切れて黒ずんで
ぼろぼろになった僕の心を
”君”という石けんの泡で
優しく包んで 洗ってほしい