詩【too late】
2005年1月16日 詩突然の雨に
コンビニで傘を買った
店員の女の子が
びしょ濡れの僕を笑った
「今更遅いんじゃない?」
そう思ったのかな……
突然の会議に
急いで資料を用意した
同僚のあいつが
慌てている僕を笑った
「今更遅いんじゃない?」
そう思ったのかな……
突然の別れに
精一杯の愛を訴えた
瞼を腫らした君が
悲しそうに僕を笑った
「今更遅いんじゃない?」
そう思ったのかな……
僕にとっては「突然」でも
気付かないうちに世界は回って
周りにとっては「遅い」のかな
こんなこと気付いた今でさえ
「今更遅いんじゃない?」
誰かにそう言われそうだ
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