君が泣いても もう
どうしてやることもできないんだ
優しく涙を拭うことも
そっと抱き寄せてやることも
全てが偽りになってしまうから
君の視線が痛いよ
僕を責める静かな視線
胸に突き刺さって痛いよ
一生抜けないトゲになりそうだ
謝っても癒えることはない
当然の報いだと思うことすら申し訳ない
『心変わり』の一言で
片付いてしまうほど
薄っぺらな関係ではなかったはずだ
君の涙が静かに頬を伝う
僕の右手がもどかしい
ぐっと拳を握り締めて
視線をそらす 弱い 僕
心に刺さった鋭いトゲが
ぐっと奥まで入り込んだ
コメント