詩 【Lion heart】

2005年1月31日
 
僕の手を握る 
君の小さな手が 
少しだけ震えていたのを 
僕は今でも忘れられないよ 
 
彼氏と喧嘩したと言っては 
僕のところへ来て泣く君を 
抱きしめたいと強く思う 
アイツのところへ行かせたくない 
 
夜中の0時過ぎに 
男の部屋に上がりこんで 
無防備にも泣き疲れて眠り込む 
そんな君が愛しくてたまらない 
 
悲しい時 寂しい時 
決まって僕の部屋を訪れる 
不満や愚痴を吐き出して 
安心したように眠りにつく 
 
そっと握った君の手が 
一瞬驚いて硬くなったのを 
僕は今でも忘れられないよ 
 
僕の事を男として見てない 
そんな事くらい分かってたんだ 
だから緊張した君の手から 
「ストップ」が伝わったのも 
悲しいけど仕方ないよね 
 
だから約束するよ 
もう二度と変な気は起こさない 
隣で静かに見守ってるから 
また安心した寝顔を見せてほしい 
 
ただの友達でいいから 
いつでも僕のところに帰って来て 
 
 
 

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