「彼氏、元気?」 
何食わぬ顔で詮索する 
そんな俺に気付かずに 
 
「別れちゃった」 
軽く舌を出して言う君 
 
「え、何で?」 
心配そうに聞き返すけど 
心の中ではガッツポーズ 
 
 
 
 
言いたいことはそれだけかい? 
遠慮しなくていいんだよ 
君の「サヨナラ」という言葉で 
僕の心はもう麻痺しているから 
 
 
 
 
寂しさに耐え切れず 
離れることを決意した 
辛いだけの関係に 
ピリオドを打ちつけた 
 
愛しいと思う 
気持ちを抑え 
楽な方へと 
逃げようとした 
 
恋しいと思う 
気持ちが溢れ 
離れて余計に 
想いが募った 
 
自分の愚かな選択に 
後悔の波が押し寄せる 
戻れぬ過去に想いを馳せて 
寂しさに泣く夜は続く 
 
恋しい想いで 
繋ぎ止めていた 
君の心を 
取り戻したい 
 
愛しい想いに 
嘘はつかずに 
君をこの手で 
抱き締めていたい 
 
 
 

詩 【遠距離恋愛】

2005年1月29日
 
顔を見るだけで 
伝わるものがある 
見つめ合うだけで 
感じるものがある 
 
会えないことで 
不安が募る 
声が聞けないから 
寂しさが増す 
 
愛しいと思う 
気持ちなんて 
どちらが強いかなんて 
ないけれど 
 
恋しいと思う 
気持ちだけで 
繋ぎ止め合うような 
関係ならば 
 
いっそこのまま 
終わりにしないか 
寂しさに耐えられるほど 
僕は強い人間じゃない 
 
 
 
 
俺は身の程を知らず 
プライドだけが高い 
そんな情けない男だよ 
 
 
 

独り言 『月』

2005年1月27日 独り言
 
月に手が届くかな、なんて 
可笑しな考えしてるけど 
本当に手が届いた人の話 
聞いたことがあるんだよ 
 
 
 

詩 【星の輝き】

2005年1月26日
 
飲んだ帰りに空を見上げると 
いつか君が話してた 
素敵なエピソードを思い出す 
 
目に見える星が全てじゃない 
周りが明るくて見えないだけの 
本当は一生懸命輝いてる星が 
暗い空の部分にはあるってことを 
決して忘れないで、という話 
 
酒を飲むと決まって僕は 
自分はちっぽけな人間だから 
何をやってもうまくいかないし 
僕なんかいなくても世間は変わらない 
いつもそんな事を愚痴っていたね 
 
そんな僕を慰めてくれた 
君の素敵なエピソード 
理科で習ったような話だけど 
君が言うとなぜか心が温まった 
 
飲んだ帰りは物悲しくて 
バスを降りるまではいつも凹んでる 
 
だけど空を見上げれば 
君の笑顔と共に 
たくさんの星が輝いてるんだ 
目には見えない僕の星も 
一生懸命輝いてるんだ 
 
 
 

詩 【相談相手】

2005年1月26日
 
久しぶりに会った君は 
「今 恋をしてるの」 
嬉しそうにこう言った 
 
恥ずかしそうに 
彼の話をする君を 
真っ直ぐに見れない 
そんな僕に気付いてよ 
 
平気なふりして 
相槌打っても 
声のトーンは 
低くなるばかり 
 
そんな僕にお構いなしで 
「好みのタイプそのものなの」 
嬉しそうに言わないで 
 
「頑張れよ」なんて 
かっこいいこと 
今の僕には言えないよ 
 
早くその恋が終わればいい 
そんなことさえ考えてしまう 
 
君にとって僕なんて 
相談相手でしかないのかな 
 
 
 

詩 【優しさ】

2005年1月25日
 
「あなたは優しすぎてダメなの」 
いつも同じ台詞でフラれる僕 
何がどうダメなのか 
誰も詳しいことは言ってくれない 
 
だからまた繰り返す 
 
君が「欲しい」と言えば買い与え 
君が「行きたい」と言えば連れて行った 
 
君が「寂しい」と言えば会いに行き 
君が「ツライ」と言えば慰めた 
 
君の望む男になろうと 
必死に努力して尽くす僕に 
やっぱり君も同じ事を言うんだ 
 
「あなたは優しすぎてダメなの」 
 
同じ過ちを繰り返す僕に 
誰か救いの手を差し伸べてくれ 
 
愛し方がわからない 
自分の優しさに自信をなくし 
ただ君の望みに応えるだけ 
 
優しさがわからない 
自分の愛し方に自信をなくし 
態度で示そうと突っ走るだけ 
 
 
 
 
「おはよう」 
 
いつも聞こえていた君の言葉が 
もう二度と聞けないなんて 
朝になってやっと気付いたんだ 
 
 
 

詩 【苦恋】

2005年1月24日
 
夢ばかり見ていた 
幻想を抱いていた 
片想いを膨らませ過ぎた 
 
恋人がいることも知らずに 
想いを馳せては自己満足 
こんな恋愛を繰り返しては 
自分の情けなさに心が泣くんだ 
 
もういい加減やめようよ 
上辺だけの恋愛に 
必死にすがり付くことは 
 
もういい加減やめようよ 
「いつかは…」なんて 
無謀な期待を抱くのは 
 
こんな苦しさを味わうために 
君を好きになったんじゃない 
こんな想いをするくらいなら 
はじめの「ゼロ」に戻りたい 
 
一人、幻想に囚われて 
想いを馳せては自己満足 
こんな恋愛を繰り返しては 
自分の情けなさに心が泣くんだ 
 
こんな想いをするくらいなら 
はじめの「ゼロ」に戻りたい 
 
こんな苦しさを味わうために 
君を好きになったんじゃない 
 
 
 

詩 【トゲ】

2005年1月23日
 
君が泣いても もう 
どうしてやることもできないんだ 
優しく涙を拭うことも 
そっと抱き寄せてやることも 
全てが偽りになってしまうから 
 
君の視線が痛いよ 
僕を責める静かな視線 
胸に突き刺さって痛いよ 
一生抜けないトゲになりそうだ 
 
謝っても癒えることはない 
当然の報いだと思うことすら申し訳ない 
『心変わり』の一言で 
片付いてしまうほど 
薄っぺらな関係ではなかったはずだ 
 
君の涙が静かに頬を伝う 
僕の右手がもどかしい 
ぐっと拳を握り締めて 
視線をそらす 弱い 僕 
 
心に刺さった鋭いトゲが 
ぐっと奥まで入り込んだ 
 
 
 
 
今更もう遅いよ 
君への想いは 
雪と共に融けたんだ 
 
暖かい春を運んできたのは 
かつて愛した君じゃない 
 
 
 
 
「会いたいね」 
 
言葉から始まる 
 
僕らのデート 
 
 
 
 
「運命なんて無いのよね」 
サラリと言った君の瞳には 
確かに輝きなんて無かったんだ 
 
今までどんな恋愛をして 
どれほど傷付いてきたのだろう 
恋に浮かれる友人を横目に 
「羨ましいわ」なんて悲しすぎるよ 
 
傷付いた君の心を 
僕がこの手で癒せるのなら 
君の言う「運命」が 
僕の手の中にあるのなら 
 
もう一度 
信じる心を取り戻して 
僕に預けてくれないか 
 
たったもう一度だけでいい 
これが最後の恋愛だから 
僕との「運命」で決まりだから 
 
一生分の君の愛を 
僕に預けてくれないか 
 
 
 
 
発信履歴と着信履歴 
 
君の名前をすべて消して 
 
心の中をリセットしよう 
 
 
 
 
「今すぐ来てよ」 
真夜中の電話 君の呼び出しCall 
2年目の僕には もう慣れっこさ 
 
恥ずかしがり屋のくせに 意地っ張りで 
照れ隠しなのか ぶっきらぼうに言うんだ 
すべて僕にはお見通しさ 
 
寂しい時は決まって僕に電話をくれる 
「会いたい」とも 
「一緒にいたい」とも決して言わないけど 
駆けつけた僕を見つめる君の瞳に嘘はない 
 
一瞬見せる 素直な表情がたまらなく愛しい 
抱き寄せたくて仕方がない 
 
それでもすぐに いつもの表情に戻るんだ 
そして急いで駆けつけた僕に 決まってこう言うのさ 
「遅いわね」 
 
なのに僕の耳には 
「ありがとう」に聞こえるから不思議なもんだ 
 
恥ずかしがり屋のくせに 意地っ張り 
素直とは決して言えない 
そんな君の 
虜となって 2年目の夜 
 
チャイムを鳴らすと 
確認もせずにドアを開ける 
そんな君がたまらなく愛しい 
 
 
 
 
恋の後味はいつも苦い 
 
甘い飴を舐めた後は 
 
余計に苦さが増すんだ 
 
今舐めてるこの飴も 
 
消えた後は苦いのかな 
 
 
 
 
出逢えたことが 
嬉しくて 
 
ただ一言 
「ありがとう」が 
言いたくて 
 
 
 
 
もう眠ったかな 真夜中の25時 
作ったメールの送信ボタン 
押さずに済む理由探してる 
 
忙しさの中離れた心 
こうしてる時間でさえ面倒になる 
 
もう遅いから、と 
自分なりの言い訳決めて 
今日も君への連絡は無し 
 
物分かり良すぎる君の言葉に 
甘え続けた僕の心 
愛することを忘れていた 
 
久しぶりに送った「元気?」のメール 
届く宛のないエラーとなって 
再び僕の元に帰ってきた 
 
 
 

1 2 3 4 5

 

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索