独り言 『ガッツポーズ』
2005年1月30日 独り言「彼氏、元気?」
何食わぬ顔で詮索する
そんな俺に気付かずに
「別れちゃった」
軽く舌を出して言う君
「え、何で?」
心配そうに聞き返すけど
心の中ではガッツポーズ
詩 【心距離恋愛】(遠距離恋愛・続編)
2005年1月30日 詩寂しさに耐え切れず
離れることを決意した
辛いだけの関係に
ピリオドを打ちつけた
愛しいと思う
気持ちを抑え
楽な方へと
逃げようとした
恋しいと思う
気持ちが溢れ
離れて余計に
想いが募った
自分の愚かな選択に
後悔の波が押し寄せる
戻れぬ過去に想いを馳せて
寂しさに泣く夜は続く
恋しい想いで
繋ぎ止めていた
君の心を
取り戻したい
愛しい想いに
嘘はつかずに
君をこの手で
抱き締めていたい
顔を見るだけで
伝わるものがある
見つめ合うだけで
感じるものがある
会えないことで
不安が募る
声が聞けないから
寂しさが増す
愛しいと思う
気持ちなんて
どちらが強いかなんて
ないけれど
恋しいと思う
気持ちだけで
繋ぎ止め合うような
関係ならば
いっそこのまま
終わりにしないか
寂しさに耐えられるほど
僕は強い人間じゃない
飲んだ帰りに空を見上げると
いつか君が話してた
素敵なエピソードを思い出す
目に見える星が全てじゃない
周りが明るくて見えないだけの
本当は一生懸命輝いてる星が
暗い空の部分にはあるってことを
決して忘れないで、という話
酒を飲むと決まって僕は
自分はちっぽけな人間だから
何をやってもうまくいかないし
僕なんかいなくても世間は変わらない
いつもそんな事を愚痴っていたね
そんな僕を慰めてくれた
君の素敵なエピソード
理科で習ったような話だけど
君が言うとなぜか心が温まった
飲んだ帰りは物悲しくて
バスを降りるまではいつも凹んでる
だけど空を見上げれば
君の笑顔と共に
たくさんの星が輝いてるんだ
目には見えない僕の星も
一生懸命輝いてるんだ
久しぶりに会った君は
「今 恋をしてるの」
嬉しそうにこう言った
恥ずかしそうに
彼の話をする君を
真っ直ぐに見れない
そんな僕に気付いてよ
平気なふりして
相槌打っても
声のトーンは
低くなるばかり
そんな僕にお構いなしで
「好みのタイプそのものなの」
嬉しそうに言わないで
「頑張れよ」なんて
かっこいいこと
今の僕には言えないよ
早くその恋が終わればいい
そんなことさえ考えてしまう
君にとって僕なんて
相談相手でしかないのかな
「あなたは優しすぎてダメなの」
いつも同じ台詞でフラれる僕
何がどうダメなのか
誰も詳しいことは言ってくれない
だからまた繰り返す
君が「欲しい」と言えば買い与え
君が「行きたい」と言えば連れて行った
君が「寂しい」と言えば会いに行き
君が「ツライ」と言えば慰めた
君の望む男になろうと
必死に努力して尽くす僕に
やっぱり君も同じ事を言うんだ
「あなたは優しすぎてダメなの」
同じ過ちを繰り返す僕に
誰か救いの手を差し伸べてくれ
愛し方がわからない
自分の優しさに自信をなくし
ただ君の望みに応えるだけ
優しさがわからない
自分の愛し方に自信をなくし
態度で示そうと突っ走るだけ
夢ばかり見ていた
幻想を抱いていた
片想いを膨らませ過ぎた
恋人がいることも知らずに
想いを馳せては自己満足
こんな恋愛を繰り返しては
自分の情けなさに心が泣くんだ
もういい加減やめようよ
上辺だけの恋愛に
必死にすがり付くことは
もういい加減やめようよ
「いつかは…」なんて
無謀な期待を抱くのは
こんな苦しさを味わうために
君を好きになったんじゃない
こんな想いをするくらいなら
はじめの「ゼロ」に戻りたい
一人、幻想に囚われて
想いを馳せては自己満足
こんな恋愛を繰り返しては
自分の情けなさに心が泣くんだ
こんな想いをするくらいなら
はじめの「ゼロ」に戻りたい
こんな苦しさを味わうために
君を好きになったんじゃない
君が泣いても もう
どうしてやることもできないんだ
優しく涙を拭うことも
そっと抱き寄せてやることも
全てが偽りになってしまうから
君の視線が痛いよ
僕を責める静かな視線
胸に突き刺さって痛いよ
一生抜けないトゲになりそうだ
謝っても癒えることはない
当然の報いだと思うことすら申し訳ない
『心変わり』の一言で
片付いてしまうほど
薄っぺらな関係ではなかったはずだ
君の涙が静かに頬を伝う
僕の右手がもどかしい
ぐっと拳を握り締めて
視線をそらす 弱い 僕
心に刺さった鋭いトゲが
ぐっと奥まで入り込んだ
詩 【Destiny〜運命〜】
2005年1月21日 詩「運命なんて無いのよね」
サラリと言った君の瞳には
確かに輝きなんて無かったんだ
今までどんな恋愛をして
どれほど傷付いてきたのだろう
恋に浮かれる友人を横目に
「羨ましいわ」なんて悲しすぎるよ
傷付いた君の心を
僕がこの手で癒せるのなら
君の言う「運命」が
僕の手の中にあるのなら
もう一度
信じる心を取り戻して
僕に預けてくれないか
たったもう一度だけでいい
これが最後の恋愛だから
僕との「運命」で決まりだから
一生分の君の愛を
僕に預けてくれないか
詩 【意地っ張りな君が好き】
2005年1月21日 詩「今すぐ来てよ」
真夜中の電話 君の呼び出しCall
2年目の僕には もう慣れっこさ
恥ずかしがり屋のくせに 意地っ張りで
照れ隠しなのか ぶっきらぼうに言うんだ
すべて僕にはお見通しさ
寂しい時は決まって僕に電話をくれる
「会いたい」とも
「一緒にいたい」とも決して言わないけど
駆けつけた僕を見つめる君の瞳に嘘はない
一瞬見せる 素直な表情がたまらなく愛しい
抱き寄せたくて仕方がない
それでもすぐに いつもの表情に戻るんだ
そして急いで駆けつけた僕に 決まってこう言うのさ
「遅いわね」
なのに僕の耳には
「ありがとう」に聞こえるから不思議なもんだ
恥ずかしがり屋のくせに 意地っ張り
素直とは決して言えない
そんな君の
虜となって 2年目の夜
チャイムを鳴らすと
確認もせずにドアを開ける
そんな君がたまらなく愛しい
詩 【遅すぎたメール送信】
2005年1月21日 詩もう眠ったかな 真夜中の25時
作ったメールの送信ボタン
押さずに済む理由探してる
忙しさの中離れた心
こうしてる時間でさえ面倒になる
もう遅いから、と
自分なりの言い訳決めて
今日も君への連絡は無し
物分かり良すぎる君の言葉に
甘え続けた僕の心
愛することを忘れていた
久しぶりに送った「元気?」のメール
届く宛のないエラーとなって
再び僕の元に帰ってきた